スタッフの声

|

沖縄平和大会に参加して

[更新日] 2011-11-28

 11月25日〜27日にかけて平和大会に参加しましてきました。民医連職員として沖縄の地は辺野古連帯行動・沖縄知事選の支援に続いて3度目であるにもかかわらず、多くのことを考えさせられました。

 

<感想>

 沖縄民謡を少しだけ聞く機会がありました。歌われた民謡の題名はわかりませんし、全ての歌詞を理解できませんが、男女の愛慕を歌った民謡のようです。その一節に「マタハーリヌ/ツンダラ/カヌシャマヨ」とあり、大和言葉では「愛しい人よ、また会いましょう」との意味になるそうですが、戦時中には次のような替歌があったそうです。「マタハーリヌ/死んだら/神様よ」と。それを歌いながら戦地へと赴いた旧日本兵もいたそうです。「死んだら/神様よ」と自らに言い聞かせながら、愛しい女性やわが子・親等々に会える日を希求したことは想像に難くないでしょう。

また同じように言葉の話を一つ聞いてきました。沖縄料理の中に「沖縄そば」という麺類があり、それを好まれる方も多くいると思います。沖縄返還の際、その「沖縄そば」が問題となったことをご存じでしょうか。1972年の沖縄返還されるや、日本(内地)から公正取引員会が来て、30%以上のそば粉が入っていないものは「そば」とは呼べないと指摘を受け、名称を変えるように迫られたようです。

 その話を聞いて怒りにも近い違和感というか疑問を覚えました。「そば」という大和言葉を使用するように弾圧したのは戦時中の日本政府ではないだろうかという疑問です。その疑問は的中しました。携帯電話で調べたところ「そば」は沖縄語で「スーバー」等と呼ばれていました。些細なことかもしれませんが、そのような事までも沖縄は振り回されるのかと。終戦を迎えれば米国の占領下にあり、返還後も基地まみれの沖縄となっています。所詮、「そば」ではないかと思われる方もおられるだろう。しかし、琉球王国を江戸幕府が潰して以来、沖縄は属国や付属品であるような状況ではないでしょうか。何をするにしても、江戸の指示に従うしか方法がなく、大日本帝国からは数多の命を差し出せと言わんばかりの上陸戦や集団自決、ホワイトハウスからは安保条約や全くもって不平等な日米地位協定のために基地を押し付けられた上に、米軍人の婦女暴行もまかり通っています。

 今回の熊本県団団長・板井弁護士が「運動は生業の感覚・観点が重要である」という趣旨のことを述べられました。まさしく、沖縄の生業や生活感覚に即したものさえも踏みにじったもの全てを取り戻すことは歴史的にも、物理的にも不可能なことでしょう。ただ、今の沖縄の基地にあふれた現状を変えることはできると考えます。我々の当たり前に安全・安心に生活を送りたいという生活者としての感覚を紡ぐことで基地返還を、日米安保の破棄を、沖縄が伝える数々の文化と自然を守ることも果たし得ると考えるのは早計でしょうか。

 民連綱領に「一切の戦争政策に反対する」と高らかに謳われています。米軍基地が存在しているのは、沖縄だけではありません。各地にある米軍基地やそれを可能にしている日米安保の破棄を願って、できることは大きくはないができることをここ熊本の地でやっていこうと思います。

 最後に、今回の平和大会にあったって、熊本平和委員会の方々には充実した3日間を過ごさせていただいたことに感謝申し上げます。

ひまわり薬局 坂本泰浩

 

戻る

|